fc2ブログ

メタルエンボッシングアート 紫馬工房

メタルエンボッシングアートの作品紹介、教室案内

個展中止のおしらせ

この数日間の、コロナの急激な状況悪化の為、悩んでおりましたが、本日午後、向山庭園に水墨画の個展を中止したいと連絡しました。

犬の介護をしながらも、あと少し、あと少しと10数点の新作を制作してきました。
裏打ちの下請けのトラブルがあって、予定より1週間以上も遅れてしまった裏打ちも、全部、明日仕上がってくる予定でした。
明日、額装すれば準備完了というところでした。

この時期に、なんとも無謀とは思いながら、案内状の返信に、何人もの方々と来園の日にちまでお約束していたものですから、それにお応えしなければという気持ちもあって、決断が遅れてしまいました。

決断のきっかけは、今朝の志村けんさんの訃報でした。
もやもや迷っていたものに、警鐘を鳴らしてくれたのだと思います。

来てくださる人も不安、来てもらうほうも不安では、楽しい作品展にはなりません。

いつまた安心してできるのかわからぬまま、このようなお知らせをしなければならないのは、大変残念です。

楽しみに、ご来園の予定を入れておいてくださった皆様、本当にありがとうございました。

習作、試作を含め、新作ばかりで揃えました。
少し時間がたつと、あらが見えてきて、お蔵入りする作品もあるかもしれません。
でも必ず、いつかどこかで、ご覧になっていただけますように!
大切に保管しておきます。(^-^)





スポンサーサイト



  1. 2020/03/30(月) 19:20:50|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2

コロナの中③

暖かった前日と打って変わって、今朝の大雪には驚きました。
外出自粛の二日目。
ウィルスが花粉のように舞っているのなら、この雪と一緒に地面に落ちて流れてくれたらいいのに!

2日からの水墨画展は、長い会期ということもあって、いつどうなるかわかりませんが、展示だけはしておこうと思います。
こんな状況なので、いつも来て下さる方の中で、ご遠方の方には、案内状をお送りしませんでした。
ちょっと都心から離れていて不便なので、義理難い方を迷わせてはいけないと思いました。
このブログもきっとご覧いただいていると思います。
どうぞ、お許しください。

今後も、5月展、風子会と続きますが、様子を見てお知らせさせていただきます。

  1. 2020/03/29(日) 18:07:00|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

コロナの中 ②

コロナの中、生徒さん達が休みはじめ、教室が休講になったり、学院や、公共施設が封鎖され、誰も皆そうですが、予定が狂っています。
そして誰も予想ができない状態です。

以前から申し込んであった、豊島園の隣の向山庭園ロビーでの、水墨画の個展が、4月2日~16日まで予定してありました。
向山庭園は、資産家の邸宅だったものを、練馬区に寄付されて民間が管理しています。
こんな状況でも通常通り開園しているので、予定通り展示してくださいというお返事でした。

3月は、陶芸の作品展、ユザワヤの式典と作品展で、少なくともそれぞれ3日間は、とられてしまうと覚悟していました。
コロナの状況悪化で、行事や教室が中止やお休みになって、時間の余裕ができたものの、向山庭園も閉鎖するのではないかと、半信半疑で準備を続けていました。

そんな折、先週20日金曜日に、突然、テリアのランちゃんが衰弱して動けなくなりました。
2年前、肝臓がんと膀胱結石の大手術の後、1年間の皮膚病に悩まされ、その間、腎臓が悪くなり、腎臓の薬を飲ませ、腎臓食を食べさせると、日に日に食欲が無くなり、痩せてきて、肝臓の数値まで悪くなるので、薬をやめて普通食にもどすという経緯がありました。
それでも元気に歩き回り、食欲も回復していました。
20日のヨレヨレは、突然でした。
唸るわけでもなく、苦しむわけでもなく、ただ静かにだるそうに、トロトロと寝ているだけです。
水も飲まず、柔かい缶詰めを指先につけて口に入れようとしても、口を開けません。
スポイトで、歯の間から、ほんの少しづつ水を含ませる毎日でした。
病院に抱っこして毎日点滴に通いました。 動けない8~9キロの犬を一人で運ぶのは、火事場の馬鹿力でした。

コロナのおかげで、教室もお休みだったので、そばに寝かせて、絵を描きながら、毎日身体を清拭し、オムツを替え、口や尻を拭き、身体中をなぜていました。 苦しまず、静かに25日、天に召されました。
明日の午前中、火葬場に運びます。

こんな状況で、無茶無謀とは思いますが、個展を開催します。
今回、案内状をたくさん送ってしまったので、今から中止の連絡をするのも難しいと迷っていましたが、数人の方から、楽しみにしています。いつなら会場にいますか?というメールをいただきました。
一人でも二人でも来て下さる方がいるなら、やらなきゃ!と、背中をおされたのです。
気を張って作品を作り続けていたので、犬の介護にも死にも心が折れずにすみました。

IMG_20200320_0001.jpg






  1. 2020/03/27(金) 12:43:53|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

コロナの中 ①

だいぶご無沙汰してしまいました。

世界中が、まるでSF映画のような状況になっています。
こればかりは、貧富の差もなく、平等に試練を与えられています。
是非、この機会に私利私欲だけに走る、悪行三昧の人に天罰を下してほしいものですが、悲しいことにそんなこともありません。

コロナの怖いところは、病気で苦しんでいても誰もそばにいて、手も握ってももらえないで、一人苦しみながら死んでいくことです。
亡骸さえも、危険物のように扱われるのですから。
運悪く、感染してしまったら、まるで犯罪者のように肩身の狭い思いをしなければなりません。
ただ、運が悪かっただけなのに。



  1. 2020/03/27(金) 11:18:17|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0
| ホーム |