
パリには、パリミュージアムパスというものがあって、美術館や教会などに格安で入れます。
ツアーでなければこれを使って目いっぱい歩き回る楽しみがあります。
なんで今まで気がつかなかったのか?
観光客でなくても、そういうお得なパスが日本にもありました!
東京ミュージアム 「ぐるっとパス」
2000円で78カ所に使えて、2か月間有効だそうです。
美術館、博物館、記念館、公園や動物園まで。
ほとんど無料ですが、割引というところもあります。
それでも3~4か所見れば元はとれます。美術館なら2か所でも。
明日の準備を今日するという毎日ですから、全部使い切るには何年もかかってしまいそうです。
もったいない精神を発揮して、日頃から行きたかったところに行く、
弾みがつくかもしれません。
自分のために、自分の時間を作る工夫をしなければ・・・
クーポンを買って早速行きたいところがあります。
庭園美術館でやっている大好きな「アールデコと古典主義」展。
建物自体が大好きですが、リニューアルしてから行ったことがありません。
古臭い洋館があまりきれいにされていないことを願います。
4月7日までです。
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- 2015/03/16(月) 01:05:39|
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義理にも経済にも無縁の人がいる。
1960年代、29歳の若さでパリの画廊に認められながら、その営業的な売り出し方を嫌い、
束縛のない自分の絵を描くために、たった2年で契約を解除して、極貧の道を選んだロベール・クートラス。
赤貧生活の中で、拾ってきた厚紙などに描いた、タロットカード大の絵がすばらしい。
何度も塗り重ねられて、やっと好みの色になったような魅力的な色彩!
イコンやフレスコ画を連想させる素朴な図柄。
厚紙を一枚一枚はさみで切ったのであろう、大きさも角のアールも微妙に違っている。
自分のために自分が描きたいように描かれた絵は、色調は暗く(深みのある渋さ)ても、
決して暗くなくて、楽しそうな魅力に溢れている。
支援してくれる人への義理、売れる売りたいという経済から離れる勇気。
100年も200年も前のことではない。
1985年に55歳の若さで亡くなられたのだから、長命なら現在でも十分活躍されていただろう。
自分のために描く絵。 しがらみから自分を解放する勇気。
孤独と赤貧を受け入れる力。
日曜美術館で以前紹介されていたロベール・クートラス展にやっと行ってきました。
渋谷からたった一駅、歩ける距離の神泉駅ですが、渋谷の喧騒とは別世界の住宅街。
落ち着いた小さな美術館です。入場無料。
残念ながら、今日15日までです。
- 2015/03/15(日) 13:32:06|
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